トヨタ自動車社(以下トヨタ)は一昨年、「トヨタ環境チャレンジ2050」を発表しました。
2010年比で新車のCO2排出量90%削減を目標に、様々な活動に取り組んでおり、今後も水素社会の実現に向けた活動を推進していくとしています。
1月18日にはスイスのダボスで、エネルギー&自動車業界13社で構成する水素社会実現に向けた世界規模の水素協議会「ハイドロゲン カウンシル」を発足させ、今年の5月からは、アラブ首長国連邦(UAE)がゼロ・エミッションを目指して建設を進めている環境未来都市「マスダールシティ」で、FCV「MIRAI」による水素供給インフラの実証実験を開始するそうです。
一方、同社は「トヨタ環境チャレンジ2050」の一つとして「工場CO2ゼロチャレンジ」の実現に向け、工場での水素利用を目指して水素エネルギー活用技術の開発・導入を推進しています。
2020年を目処に再生可能エネルギーで生成した水素を工場に供給し、空調や部品運搬用のフォークリフトのエネルギー源として活用するなど、工場内での水素の本格利用を予定しているようです。