「雪道も安全に楽しく」スバルAWDが世界の悪路ドライブを変える!

年が明け、冬本番。
自動車業界も雪上試乗会のシーズンです。

すでに去年末、「マツダ」の北海道試乗会がありましたが、今年初の雪上試乗会は「スバル」。

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私は普段から「スバル」と呼んでいるので違和感がありませんが、正式には「富士重工業株式会社」。今年4月から正式な社名が「スバル」となります。

その最後の試乗会ということでなのか、まさにスバル車の「オールラインナップ雪上試乗会」。この日用意されていた27台ものクルマに、乗って乗って乗りまくった1日。

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確かにスバルといえば、今は「アイサイト」かもしれませんが、それと引けを取らないぐらい認知度の高い四輪駆動システム「AWD」。4つの車輪全てに駆動力がかかるため、悪路でも走行が安定し、雪の多い地域やアップダウンの多い地域などで人気です。しかも、「BRZ」以外すべてが「AWD」で、国内販売されているスバル車の90%が「AWD」。さらに驚くのは、スバルの世界販売では製造車の98%が「AWD」なのだとか!

その歴史は古く、スバルは1971年に国産ではじめて四輪駆動車「スバル ff-1300G バン」を試作し、翌年、「レオーネ エステートバン」を市販したのだとか。

では世界では?と思って調べてみると、四輪駆動の歴史はさらに古く、1805年にアメリカで船用に作られたとか。その後、蒸気機関車、蒸気自動車に使われ、1900年にフェルディナント・ポルシェが電気モーターを使用した四輪駆動車を。
ガソリンエンジンでは1902年に「スパイカー」が初の四輪駆動車を作り、1903年にダイムラーが四輪駆動の装甲車を開発。その後、アメリカでもトラックの四輪駆動が製造されたが、欧州での軍用に使用。

日本でも1935年ごろには軍事用で使用されていたようです。

四輪駆動がメジャーになったのは、アメリカで「ジープ」が登場し、軍用車両として活躍したこと。悪路での走破性は抜群だったようです。日本ではその影響を受けて、のちの「スズキ・ジムニー」の前身、「ホープスター ON型4WD」が登場。しかし一方、乗り心地は…。
ということで登場したのが、1971年のコンセプトカー「スバル ff-1 1300G バン4WD」であり、翌年に販売された「スバル レオーネ1400エステートバン4WD」。

その後、1980年にアウディが「クワトロ」を。
呼び名もメーカーそれぞれで、メルセデスベンツは「4 MATIC」。BMW、トヨタや日産、スバルなどは「4WD」。スバル、マツダ。は「AWD」。ポルシェは「4」。

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ちなみにスバルの「AWD」は、発進時の空転も少なく、中でも「フォレスター」や「レガシィ」最新のトラクション制御「X−MODE」は、ハンドルを切った状態でも発進できるという…。

だからと言って、過信は禁物…ですけどね。

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(吉田 由美)