新型CX−5のデザインが「カッコよすぎて」懸念される点は?

新型CX-5が発表されました。発売は2月からですが、そろそろ販売店にも展示車、試乗車が配備されるのではないでしょうか?

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先代となってしまった初代CX-5は、2011年4月18日にかねてから発表されていたSKYACTIV技術をフルに搭載し、新たなデザインテーマ「魂動デザイン」を採用した最初の一台として、その車名を「CX-5」として発表されました。

2011年9月のフランクフルトショーでワールドプレミア、2011年12月の東京モーターショーで日本デビュー、翌年2012年2月に発売されています。

思い出話になってしまいますが、2010年12月にローンチされ、今年2017年で7年目となるクリッカーと同じような生い立ちで、個人的にも気になる存在でした。

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6年ぶりに新型となったCX-5ですが、6年前にはかなり斬新にカッコ良く目に映ったものです。というか、つい最近までも手頃なサイズで魅力的なSUVだと思っていました。

新型を写真で見る限りでは、マツダSKYACTIV&魂動デザインシリーズの先鋒として十分な役割を果たしただけでなく、「稼ぎ頭」と言ってもいい存在の初代CX-5の「キープコンセプト」なフルモデルチェンジなんだな、と思っていました。正直、あんまり変わってないんじゃない、って。

ところがですよ。新型CX-5を目の前で見るまでは、魅力的に映った先代CX-5ですが、新型CX-5を見てからは、どうにも旧型がカッコ悪く見えてしょうがないんです。

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これまで箱根のホテルと北海道の雪上コースで見ただけではあるんですが、明らかに先代と新型では違ってますね。なんか例えるなら日本人と白人くらい(見た目の違いだけの話ですよ)。

量産日本車離れした複雑な面構成、プラットフォームを先代から引き継いだといいながらAピラー位置まで変更したフォルム、新たに加えられたソウルレッドクリスタルメタリックのボディカラー、目の前で見るとはっきりわかるフロント周りの彫りの深い造形、平板な言い方ですがひとクラス上の質感とデザインのインテリア。

などなど、正常進化というよりは飛び級くらいの進化を遂げた新型CX-5だと思います。

けれど、気になる点も一つあります。

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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