大幅改良されたアヴェンタドールSは、スーパーカーの新基準となる!?

2016年12月19日、イタリアのスーパーカーブランドであるランボルギーニが、V12気筒エンジンを搭載したフラッグシップモデル・アヴェンタドールを大幅改良し、性能を向上させたアヴェンタドールSを発表しました。

aventador_s_-4

アヴェンタドールSのエクステリアデザインは、サイドビューは従来モデルの特徴を残していますが、今回意図無く修正されたコンポーネンツは一つもありません。

フロントはより攻撃的な印象となったノーズと、長さを増したフロントスプリッターが空気の流れを変化させ、空力効率を高めるだけでなく、エンジンとラジエターの冷却効率も向上させています。

aventador_s_-1 aventador_s_-3

リアは車体後部の大半を占めるブラックのディフューザーによって、ダウンフォースを発生させます。

さらに、新たにシャシー下に取り付けられたボーテックス・ジェネレーターと連動する可動式のアクティブウィングによって速度やドライブ、セレクトモードに応じて、3つの位置のいずれかに移動可能。改良されたクルマ全体のバランスを最適化します。

大幅にデザイン変更されたアヴェンタドールSは、従来のモデルと比べるとフロントのダウンフォースが130%増加。リアウィングが最適位置にある状態では、高ダウンフォースでの全体効率が50%増加し、抵抗力での全体効率が400%以上増加しています。

搭載される6.5L V12気筒エンジンは、可変バルブタイミングのVVTや可変インテークシステムのVISを最適化することで、最大出力は従来型を40ps上回り最大出力740psを発生。最大トルクは690Nmを8500rpmで発生します。

組み合わされるミッションはランボルギーニISR7速シフティングシステム。50ミリ秒以内という電光石火のシフトチェンジが行えます。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
続きを見る
閉じる