ひと目惚れならぬひと踏み惚れ(!?)してしてまう、日産 ノートe-POWERの加速とは?

日産が販売するコンパクトカー「ノート」に、新パワートレーン『e-POWER』が追加されました。

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エンジンとモーターを組み合わせる点から一般的なハイブリッドを想像しますが、すでに販売されている競合車「トヨタ・アクア」「ホンダ・フィット」とは異なり、1.2L直列3気筒エンジン(79ps/10.5kgm)はモーター(109ps/25.9kgm)を動かすための電力を賄うためだけに搭載されています。

燃費は最良値で37.2km/Lと、「アクア」を打ち破ったことも話題です。

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100%モーター駆動と聞くと同社の電気自動車「リーフ」をイメージしますが、「ノートe-POWER」は電気自動車に不可欠な充電の手間が不要です。普通のクルマと同じくガソリンスタンドで給油するだけとお手軽です。

「ノートe-POWER」の真骨頂は、その走行フィール。これまでのハイブリッドカーは発進時などエンジンに負担が掛かるような場面をモーターでアシストが行なわれ、スルスルと滑らかに動き出す感覚に未来感を感じさせられました。

しかし、「ノートe-POWER」では、わずかにアクセルを踏むだけで瞬時にトルクを発揮するという特性をもつモーターがあらゆる速度域での駆動を担うため、発進時の滑らかさは留まるところを知らず、バッテリー残量が十分なら発電用エンジンが掛からないため音も静かなのです。

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キィイイインと高周波な音が微かに響く中、小柄なボディがみるみる速度を上げていく加速は一度体感したらクセになること間違いなし。実際に「ノートe-POWER」の加速を体感した方のうち、約96%がひと踏みで惚れるような爽快なフィーリングに魅了されたそうです。

(今 総一郎)