トト・ウォルフがパスカル・ウェーレインに付けた不思議なニックネームとは?【F1速報×F1女子~メキシコGP号】

10月30日(日)に開催された2016年F1第19戦メキシコGPでは、レッドブル両ドライバーとセバスチャン・ベッテル選手(フェラーリ)が終盤、3位をめぐり激しいバトルを繰り広げました。

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そして表彰式終了後の審議で3位が代わるという衝撃のラストとなりましたが、私的にはメキシコの「死者の日」の骸骨メークでサーキットに登場した、ダニエル・リカルド選手(レッドブル)とマックス・フェルスタッペン選手(レッドブル)の姿が一番の衝撃だったかも!?(笑)

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11月3日(木)発売の「F1速報メキシコGP号」にも衝撃ニュースはあるのでしょうか。早速見どころをチェックしてみましょう!

■SCOOP UP!! ぬか喜び

レッドブルとフェラーリが、異なる戦略で最終盤に急接近。表彰台を賭けた激しい争いは、ふたつのペナルティによって決着という、なんとも後味の悪い幕切れとなりました。

68周目、ターン1でベッテル選手は前を走るフェルスタッペン選手をオーバーテイクしようと仕掛けるも、ブロックされ失敗。しかし、守ったフェルスタッペン選手は止まりきれずにオーバーランし、ベッテル選手の前でコースに復帰します。

レッドブルのエンジニアが「ポジションを譲れ。」と無線で指示を出しましたが、フェルスタッペン選手は従わず……。その状況にベッテル選手の怒りは頂点に達してしまったのです。

「さっさとどけよ。××××野郎め、アイツは本当に××××野郎だ。みんなも見たでしょ。アイツは僕をリカルドに抜かさせようとしているんだ。××××!!」

と無線で怒りをぶちまけるベッテル選手の予感は的中し、直後の70周目にリカルド選手がターン4で襲いかかります。

サイド・バイ・サイドの攻防はタイヤが接触するほど激しいバトルとなりましたが、両者のポジション争いは変わらず、3人はそのままの順位でチェッカーを受けることになりました。

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表彰式控え室へ向かったフェルスタッペン選手でしたが、審議の結果、5秒加算のペナルティが課せられベッテル選手が3位へ繰り上がったのです。フェルスタッペン選手に代わって表彰台に上がったベッテル選手は、まるで優勝したかのようにトロフィーを高々と揚げて喜びました。

しかし約3時間後、審査委員会にリカルド選手と共に呼び出されたベッテル選手は、異例な方向転換を行ったとして10秒加算ペナルティを受け、最終的な順位は3位リカルド選手、4位フェルスタッペン選手、5位ベッテル選手となりました。

レース後、パドックで記者会見を行ったフェラーリとレッドブルの両チーム代表にはもちろん笑顔はありませんでした。

「我々の表彰台は、官僚制度によって奪い去られてしまった。この裁定はあまりに厳しく、不当とも言えるものだ。」(アリバベーネ)

「マックスに対する裁定は我々にとってかなり厳しいものだった。あれがペナルティだというなら、なぜスタート直後のルイス・ハミルトンにはなんのおとがめがなかったのか。ダニエルの件で我々の主張が認められたのは良かったが、彼が表彰台に上がる機会が失われたことが残念でならない。」(クリスチャン・ホーナー)

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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