ソーラーパネルが不要!? テスラが「発電する屋根材」を開発

また、テスラは「ソーラールーフ」とセットで提案する家庭用の壁掛け型蓄電池「パワーウォール2」と、大容量「パワーパック」のニューモデルを併せて発表しました。

Tesla_Power_Wall

「パワーウォール2」は、1基あたり税込み61.7万円~(14kWh)。インバーターを一体化することで競合他社製品の半額以下に抑えています(設置費用とハードウェア11.2万円を含み総額72.9万円)。

Tesla_Power_Wall

こちらは既に日本でもWebサイトで予約を開始しており、来年以降の納品を予定しているそうです。

テスラモーターズのイーロン・マスクCEOは今年6月、自身が会長を務め、いとこのリンドン・ライブ氏がCEOを務める太陽光発電ベンチャー、ソーラーシティ社に対して買収提案を実施。

ソーラーシティ社は11月17日に株主総会を開き、テスラによる買収を受け入れるかどうかを決めるそうで、新聞報道によると、マスクCEOは「買収が遅れれば製品開発に遅れが出る」と株主にアピールしている模様。

ソーラーシティの買収が実現すれば、「ソーラールーフ」で発電して「パワーウォール」に蓄電、「EV」がその電力を使うという循環構造が出来上がり、マスクCEOがかねてから目指している「化石燃料からの脱却」と「持続可能エネルギー」へのシフトが加速するというわけです。

Avanti Yasunori・画像:TESLA)

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【関連リンク】

テスラモーターズ ジャパン
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テスラ パワーウォール
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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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