日産ゴーン社長が三菱自動車の会長を兼任、益子氏は社長留任で何が起きる?

燃費不正問題の再発防止に向け、組織改正を図った三菱自動車(以降、三菱自)。

NISSAN_MITSUBISHI

性能実験部が提出するデータを検証する立場にある「認証部」を開発本部から独立させ、山下光彦副社長による直轄体制としました。(10月15日~)

そして同社は10月19日、「業績予想の修正及び特別損失の計上」として、6月22日に発表した平成29年3月期の連結業績予想を下方修正。

その背景として同社があげたのが、新興国市場における市況回復の遅れ、想定を超える円高の進行、市場措置費用追加、水島製作所の減損など。

これにより、連結最終損益(純利益)は当初予想の1,450億円の赤字がさらに950億円拡大、前年度の725億円の黒字から一転して2,400億円の大幅な赤字となるようで、三菱自は月内に日産から34%の出資を受け入れる方向で準備を進めています。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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