スズキを代表するスーパースポーツバイク、新型「GSX-R1000」「GSX-R1000R」発表!

「GSX-R」といえば、レースシーンにおいて数々の伝説を残した、スズキが世界に誇るスーパースポーツバイクです。

今回、実に8年ぶりの全面改良モデルとして、MotoGPで培われた技術を採用し、さらに進化させた新型「GSX-R1000」「GSX-R1000R」が発表されました!

今回の全面改良では特に「エンジンと車体の進化」に力を注ぎました。

これまでのモデルから「走る・曲がる・止まる」の基本設計を徹底的に見直し、高次元でバランスさせたモデルとなりました。

新開発の直列4気筒エンジンは、MotoGPで開発された技術を取り入れた新機構「ブロードパワーシステム」を採用。「高回転域での出力向上」と「低中速域での出力」の両立が可能な高次元で「走る」バイクになりました。

新開発のフレームは、全幅を抑えることで空力性能を高めています。さらにエンジンの搭載角度を変更し、前輪の中心からスイングアームの前軸までの距離を短縮。

これにより、コーナリング性能と操縦性が高められた更に「曲がる」バイクになりました。

前輪には、ブレンボ社製「ラジアルマウントブレーキキャリパー」を採用。さらに「T‐ドライブブレーキディスク」を量産車向けに改良して装備。

ABS仕様車(「GSX-R1000R」は標準装備)は、フルブレーキ時に後輪が浮くのを抑制する「モーショントラック・ブレーキシステム」を採用。

ほかにも、発進時や低回転走行時において、エンジン回転数をわずかに上げる「ローRPMアシスト」や、スタータースイッチを押し続けずに、ワンプッシュするだけでエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」も採用。

「GSX-Rシリーズ」の特長はしっかりと残しつつ、正当に進化した「究極のモデル」といえるでしょうね。

上級モデルの「GSX-R1000R」は、さらに充実の装備です!

「ローンチコントロールシステム」は、エンジン回転数とトルクを制御し、前輪が浮くのを抑制することで、より効率的なスタートを支援する装備です。スズキの競技車両以外の市販車で「初めて採用」されました。

「クイックシフトシステム」は、より機敏でスムーズな変速が可能となる装備。こちらは「スズキの二輪車で初めて採用」とのことです。さらに、レースで開発されたSHOWA社製の高性能な前後サスペンション「バランスフリーフロントフォーク」と「バランスフリーリヤクッションライト」を標準装備。

究極のバイクの、さらに上級グレードにふさわしい、充実の装備。たまりませんね。

MotoGPで培われた経験をいかし、実に8年ぶりの進化を遂げた「GSX-R1000」と「GSX-R1000R」

誰よりも速くサーキットを走る為に、スーパースポーツバイクの進化は止まりません。販売開始時期は「2017年 春を予定」とのことですが、今から待ちきれませんね!

(ライター:張山 和希/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

【関連記事】


夜ツーにピッタリ!都会に佇むアメリカンダイナー「CLUB XIPHIAS」


こいつは一体何なんだ?!水陸両用のスーパーバイク「BISKI」


バイクで半袖短パンはいけないの?MotoBe編集長が思う見解


【モンスター】隼のエンジンを積んだ化け物マシン達がヤバすぎる!