カタログは商品の特徴をしっかりとわかりやすく紹介するものでなければなりませんが、1979年に発表された4代目カローラのカタログの表紙はちょっと不思議でした。
それは、表紙に日本では売っているはずのない左ハンドル仕様が載っていたからです。
また、当時の日本では、サイドミラーをドアにつけることは許されなかったのですが、それが堂々とついていて、ナンバーも当時のベルギーナンバーがついていました。
カタログはセダンとクーペ系(レビン)の2種類がありましたが、どちらもこのノリでした。
当時は日本メーカー各社が世界での販売台数の伸びが確認され、世界に通用するクルマ作りであることを一つのセールスポイントにしていました。
そのため、トヨタだけでなくろいろなメーカーが海外ロケでカタログを作ったりしていたのです。
だけどこれはすごいですよね。でもドアミラー仕様はカッコいいので、これが欲しいって言ったお客さんも結構いたはずです。
ところが、1981年のマイナーチェンジ後は、こうしたお遊びはなくなり、普通のカタログとなりました。
しかし、その翌年の1982年のカタログには、なんとスペースシャトルが登場。制作担当者もなんかやりたくて仕方なかったのでしょうね。
(文:モーターファンアーカイブ/松永大演)
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