ホンダ・フリードは、3列シートより2列シートのほうが「重い」!?

ホンダのコンパクトミニバン「フリード」がフルモデルチェンジ。

3列シートのフリードは6名乗車と7名乗車を設定、旧型ではスパイクのサブネームが付いていた2列シートは、新たに「フリード+(プラス)」という名前に生まれ変わっています。

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それにしても、3列シートの「フリード」に対して、シートが減っている2列シート車に『プラス』という名前が選ばれたのは、ちょっと不思議な感じもします。

そうした疑問を開発責任者である田辺 正さんにぶつけると「3列目シートがなくなっているのでフリード『マイナス』のほうがわかりやすいという冗談めいた話もありました」と言いながら、興味深いことを教えてくれたのです。

「じつはシートが減っていても、フリードプラスのほうが重量がプラスになっています」。

たしかにカタログで確認すると同等グレードでの比較でフリードプラス(5人乗り)はフリード(6人乗り)に対して10~20kgほど重くなっています。

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山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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