ポールスタートで一度も抜かれていないのに4位?鈴鹿1000kmは「THE耐久」【SUPER GT 2016】

8月27〜28日に鈴鹿サーキットで開催された「2016 AUTOBACS SUPER GT Round6 45th International SUZUKA 1000km」。

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45回目を迎えた伝統の鈴鹿1000kmレースは、通常のSUPER GTのレース距離と比べて3倍以上、もてぎの最終戦と比べれば4倍という長丁場。今回も数々のドラマが生まれました。

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ポールポジションを獲得したのはUPGARAGE BANDOH 86。参戦以来初、VivaC 86 MC、シンティアム・アップル・ロータスに次いで3台目のマザーシャーシによるポールポジション獲得です。

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そしてSUBARU BRZ R&D SPORTは富士戦に続いて鈴鹿でも予選4位。予選5位はVivaC 86 MCとなり、ここまですべてJAF-GT勢が占めるという予選結果に。

JAF-GT勢は性能調整があったにもかかわらず、またTOYOTA PRIUS apr GTが40kg、SUBARU BRZ R&D SPORTが44kg、VivaC 86 MCでは66kgのウェイトハンデを積んでいるにもかかわらず上位に食い込むあたり、強過ぎるといわざるを得ないでしょう。

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ちなみにFIA-GT3勢のトップは6位にGAINER TANAX GT-R(WH22kg)、7位にグッドスマイル 初音ミク AMG(WH50kg)という予選結果。ミクさん、知らないうちに随分と太られたようで……

そして残念なことにStudie BMW M6はマシントラブルで決勝を走ることなくリタイア。昨年の鈴鹿戦でのラスト1時間、ヨルグ・ミューラー選手がGAINER GT-Rの千代勝正選手とのゼロ距離バトルを繰り広げたStudieだけに、その勇姿を再び見たかったという思いは否めません。

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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