日産の栃木工場で海外向けスポーツクーペの生産を開始

日産の高級ブランドといえる「インフィニティ」、その新型スポーツクーペとなる「Q60」の生産が本格的に始まりました。

海外向けに展開している同ブランドですが、生産を支えるのは日本の匠。業界最高レベルという生産ラインは、栃木の工場に置かれているのです。

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ダイナミックで官能的とさえいえるボディラインを実現するために、プレスボディ加工技術や樹脂製トランクリッドなど、生産・組立工程において改良されたラインになっているといいます。

さらに、新色の『ダイナミック・サンドストーン・レッド』のために、専用塗装ブースが設置されたというのも、生産技術面でのトピックということです。

そして、プレミアムカーであるインフィニティの生産を担当するのは、栃木工場4500名のスタッフから厳選された216名の熟練した職人。匠と呼ばれる人々によって、その高品質は支えられているのです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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