【SUPER GT2016】大混戦のGT300。86、ランボを抑えて勝ったのはプリウス!

今年からセーフティーカー導入時のピットインが制限されていますが、タイミング的には各チームとも通常のピットインをするタイミングではなかったために混乱は免れました。

015

レースが再開されたのが30周目、ピットオープンは29周目となり、まず4位まで順位を下げてしまった31番 TOYOTA PRIUS apr GTと7位だった7位の4番 グッドスマイル 初音ミク AMGが早めのピットイン。PRIUSは中山雄一選手に、初音ミクは谷口信輝選手にチェンジ。

そして30周目にはSUBARU BRZ R&D SPORTがピットイン。続いて31周目にトップだったVivaC 86 MCが入ります。BRZは井口卓人選手に、VivaC 86 MCは松井孝允にチェンジ。

007

このピットインでVivaC 86 MCは左側のタイヤのみを交換で作業時間を短縮。しかしそれ以上に勝負に出たのが88番マネパ ランボルギーニ GT3で、織戸学選手にチェンジする際、タイヤ無交換作戦に出ます。これが功を奏してか、全車が規定のピットインを終わらせる頃にはトップに立っていたのです。

006

2番手には18番 UPGARAGE BANDOH 86 山田真之亮選手がきますが、マネパランボルギーニとの差は7秒以上。そのUPGARAGEに噛み付いたのがVivaC 86 MC。

029 031

その後も31番PRIUSに抜かれ、徐々に順位を落としていきます。

037 038

そしてタイヤの消耗で若干ペースの鈍ったマネパランボルギーニにVivaC 86 MCとPRIUSが迫り、3台が絡んだトップ争いを展開。しかしタイヤが消耗したからといっても、そこは織戸学選手。そうやすやすとはトップを譲りません。

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
続きを見る
閉じる