日本国内のカーシェアリング会員数が前年比24%の大幅増

公益財団法人・交通エコロジー・モビリティ財団の発表によると、2016年3月の調査結果では、わが国のカーシェアリング車両ステーション数は10,810カ所(前年比14%増)、車両台数は19,717台(同20%増)、会員数は846,240人(同24%増)と、引き続き増加を続けています。

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業者別では「タイムズカープラス」が会員数約60万人、「オリックスカーシェア」が会員数約15万人で2大勢力を形成しています。

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国別でのカーシャリングの普及率は、スイスがダントツのトップですが、日本もカナダ・アメリカ・ドイツとほぼ同等の普及率に追いついていることが分かります。

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カーシェアリングについては、自動車保有に伴う費用負担や手間を軽減するだけでなく、自動車による環境負荷を低減する等の効果があることが報告されています。

一方で自動車販売の減少で自動車産業に及ぼす悪影響が心配されています。

(山内 博・画像:交通エコロジー・モビリティ財団)