EVとしても使える新型「プリウスPHV」、年間生産6万台!

新型では200V/16Aに加えて、100V/6Aの家庭用電源を利用して充電できるという改善が盛り込まれています。CHAdeMO規格の急速充電にも対応しており、約20分でバッテリー容量の80%まで充電可能。

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外部への給電も可能で、AC100Vのコンセントを車内2カ所に備えており、同時に最大1500Wまで家電などを利用できるそうです。

同社の説明によると、新型では日常走行なら、ほぼエンジンを使わずにモーターのみで走れるようになっているそうなので、事実上のEVとして使えそう。

バッテリー増量によるリヤの重量増に対応するため、バックドアには軽量なCFRP(カーボン樹脂)を採用。これにより、造形の自由度が増したことから、空力に寄与する2つの膨らみを持った「ダブルバブルバックドアウインドゥ」を採用。

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リヤ周りの大きな特徴になっており、左右方向の後方視界も拡大しています。

車両価格は未発表ですが、現行モデルはHV比で約60万円高の設定になっており、販売が伸び悩む一因になっているだけに、新型ではどこまで価格差を抑えられるかが、大いに注目されます。

Avanti Yasunori ・画像:トヨタ自動車)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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