エアレースで日本人初優勝の室屋義秀選手から逆インタビュー!?【吉田由美のすべすべ特別編】

「レッドブル・エアレース 千葉 2016」で見事優勝を飾った「チーム・ファルケン」の室屋義秀選手。
現在43歳。パイロット歴は25年。エアレースは2009年の初参戦。8年目に勝ち取った栄光です。

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私はおととし秋に「ファルケン」のトークショーで室屋選手とご一緒させていただき、去年、日本での初開催に行くつもりでしたが叶わず。
今年、初めて「エアレース」観戦となりました。

しかも幸運なことに、室屋選手の初優勝という瞬間に立ち会えたのです。

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前日の予選レースは強風と高波のために中止。
室屋選手が出場する「マスターズクラス」ではなく、そこに出場する次世代パイロットの「チャレンジャーカップ」の練習飛行は行われましたが、その後のプログラムはすべて中止。室屋さんの飛行は翌日までお預けとなりました。
というわけで、レースを観たのは決勝レースのみとなりました。

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エアレースは、直径5m、高さ25mもの巨大パイロンを飛行機でスラロームして速さを競いますが、パイロンは15m~25mの間の赤い部分内を通過せねばならないとか、侵入スピードは374㎞以下、ゲートは水平に通過、パイロンに接触したり機体から発煙しないなどすると減点されてしまいます。極めつけは重力が10Gを超えると失格、といったルールが決められています。

スピードやG、機内での様子などは場内のモニター画面に表示されるのでパイロットの表情や飛行状態が一目瞭然。

レースはトーナメント方式。14名が2名づつ飛行し、タイムの速い7名+敗者の中で最速タイムの人1名、合計8名が次のステージ「ラウンド・オブ・8」へと駒を進めます。
そこでまた2名づつ戦い「ファイナル4」へ。そこで4名のパイロットでタイムを競い優勝者が決まります。

室屋選手は最初の飛行時「ラウンド・オブ14」でスモークが出ないトラブルに見舞われ、減点で+1秒。
しかしその後のレースは完璧。今シーズンの現在のところポイントランキング1位のマルティス・ドルダラー選手との戦いを1分04秒610で制してからは勢いに乗り、見事勝利。
表彰台の真ん中に上り、表彰式で「君が代」が流れたのには感動しました。

そして今回のレースで、室屋選手はランキング⒒位からいきなり4位へとジャンプアップ。

実はレース前に室屋選手と少しお話しすることができましたが、「すべすべってどういう意味?」と逆質問。「え?そこ??笑」
室屋選手は「由美のすべすべ」をご存知だったのです。
私は「新車雑誌でなんとかの「すべて」という「すべてシリーズ」という雑誌があって、それに私は26年ぐらい出てるので、「すべてのすべて」という意味」と説明。
んんん・・・意味わかったかな?

というわけで時の人、室屋選手も楽しみにしている(?)「由美すべ」は、室屋選手の今後のご活躍を期待しています!

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(吉田 由美)

From Motor Fan’s Year

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