ホンダ「CLARITY FUEL CELL」の特徴とは?

FCV(燃料電池車)のほか、EVやPHVなどの多様なエコカーを開発しているホンダ。ホンダでは、FCVのカギは「FCスタック(燃料電池スタック)の小型化・高性能化」にあるとしています。

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「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」では、従来モデル比で33%小型化し、出力密度は世界トップレベルの3.1kW/Lを実現。また、燃料電池パワートレーン(FC昇圧コンバーター、燃料電池スタック、駆動ユニット)の一体化によりボンネット内に収まり、パッケージングの自由度が高まり5人乗りを実現しました。

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燃料電池スタックは、ガスの拡散性を高めることにより1セルあたりの発電性能を1.5倍とし、容積出力密度を60%向上。その結果、セル数を30%削減し、セル単体の薄型化と合わせ、容積比33%の小型化を達成。

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燃料電池の小型化には、電動ターボエアコンプレッサーの採用による空気(酸素)システムの供給システムもあるとしています。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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