【東京オートサロン2016】豊田彰男社長も乗ってる? 2列仕様のアルファード「ロイヤルラウンジ」がモデリスタブースに!

国産乗用車でもっとも室内の広いクルマといえばトヨタ・アルファードです。が、世の中にはそれじゃあ満足できない人というのも当然いるわけです。アッパーで贅沢な人、と言い換えてもいいでしょう。
ROYALLOUNGE_1U3Z1818
じゃあそんな人はどうするか? 本来なら3列あるアルファードのシートを2列仕様にして乗ったりするわけですよね。実はアルファードってミニバンとしてファミリーユーザーに使われるだけでなく、広くて快適な室内に目をつけて高級セダンのかわりとして法人として所有するケース(とかお金持ちが運転手付きの移動車として使うニーズ)が増えているのだとか。セダンの代わりとして使う場合は3列目は不要。そのぶん2列目が広くて快適な仕様が求められたりするのです。

そんなニーズに応えるのが、トヨタ直系のカスタマイズファクトリーであるモデリスタのコンプリートカー「アルファード ロイヤルラウンジ」。3列目シート? そんなものは思い切って取り外し。そのかわり大きくてゴージャスで、見るからに快適そうな2列目を取り付けた「2列のミニバン」なんです。

もちろん2列目を後ろに下げて装着しているから、足元は広びろ。こういう空間の使い方はちょっとできませんよ、クラウンとかセンチュリーとかLSでは。
ROYALLOUNGE_IMG_9177
シート調整が電動なのはあたりまえ。リラクゼーションシステム(マッサージ機能)なんかも内蔵されていています。もちろん座面幅は広くて180度リクライニング(フルフラット)だって可能。言うなれば飛行機のビジネスクラスくらいの感覚でしょうかね。

そんな「ロイヤルラウンジ」が、東京オートサロン2016のモデリスタブースに展示されていました。昨年の東京モーターショーにも姿を現さなかった最上級のアルファードを、このチャンスにしっかりと見た人も多いでしょうね。

そして実は、東京オートサロンに出展されたロイヤルラウンジは上級仕様の「ロイヤルラウンジSP」。前席と後席を仕切るパーテーションがその特徴なんですが、もはやリムジンの領域ですねこれ。価格は13,878,982円からで、「SP」は14,946,218円から。安心してください、ハイブリッドも選べますから。
ROYALLOUNGE_IMG_9174
欲しい人はトヨタモデリスタか全国のトヨペット店でどうぞ。って、これをディーラーで普通に買えちゃうのが凄いですね。噂によると、トヨタ自動車の豊田彰男社長も移動車として使っているとかいないとか。

モデリスタブースにはシート単体も用意してありじっくりと座り心地を確認することもできました。
ROYALLOUNGE_IMG_9232

また、モデリスタブースにはレクサスのLXやRXといったプレミアムSUVのカスタマイズカーも展示。ディーラーで購入できるエアロによるによるカスタマイズは、レクサスのSUVを上質でスポーティな仕上げにしていますね。
1U3Z1807

(文:工藤貴宏/撮影:前田惠介)

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
続きを見る
閉じる