トヨタ、プリウスなどの新車効果で2016年国内販売3%増を目指す!

トヨタ自動車が先頃発表した今年のダイハツ、日野を含む世界生産は1012.5万台(前年比‐2.0%)、世界販売は1009.8万台(‐1.0%)と、共に前年割れながらも1,000万台超を見込んでいます。

TOYOTA_Prius

またトヨタ単独の輸出分を含む国内生産は319万台(‐2.0%)、国内販売は150万台(‐3.0%)の見込み。

TOYOTA_2015(出展 トヨタ自動車)

一方、同時に発表した2016年のダイハツ、日野を含む世界生産計画については本年比増の1019.6万台(+1.0%)、世界販売計画は本年並みの1011.4万台(±0%)。

TOYOTA_2016(出展 トヨタ自動車)

トヨタ単独の輸出分を含む国内生産計画は本年並みの320万台(±0%)、国内販売計画は本年比増の155万台(+3.0%)となっています。

2016年の世界生産・販売についても引き続き1,000万台超えを見込んでいるものの、伸び率で見ると、1.0%未満に留まっているのが特徴です。

これは同社が高いシェアを握っているインドネシア、タイなど新興国の景気減速が影響しているためで、好調な北米市場での販売増を相殺している構図になっています。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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