【東京モーターショー15】マツダがロータリーコンセプト「RX-VISION」に込めた思いとは?

マツダが28日、東京モーターショーのプレスデーに出展したコンセプトモデルはやはりロータリーエンジン搭載を前提にしたモデルでした。

MAZDA_RX-VISION

同社は量産ロータリーエンジンを世界で初めて搭載した「コスモ・スポーツ」の発売(1967年)から2017年に50周年、さらに東京五輪が開催される2020年には創立100周年を迎えようとしています。

MAZDA_RX-VISION

2012年6月に「RX-8」の生産が終了して以降もロータリーエンジン復活を望むマツダ・ファンが今もなお多い状況。

28日のプレスブリーフィングにおいて、マツダの小飼社長は「もう一度ロータリーを受け入れて頂ける日に向けてロータリーの動力性能や環境性能をSKYACTIVと同じ志で開発を継続している」と説明。

MAZDA_RX-VISION

その後ワールドプレミアされたソウルレッドの「Mazda RX-VISION」は、全長4,389mm 全幅1,925mm 全高1,160mmと、FRスポーツ然とした低く構えた姿をしており、ロータリーの熱い「走り」を連想させます。

MAZDA_RX-VISION

今回のロータリー・コンセプトの出展は「SKYACTIV」で業績を好調な波に乗せたマツダが同社のシンボル的な存在であるロータリーエンジンの復活劇を用意している可能性を大いに感じさせます。

MAZDA_RX-VISION

ロータリー版のSKYACTIVこと「SKYACTIV-R」を、来るべき「RX-x」に搭載して2017年に蘇らせるその日が今から待ち遠しい限りです。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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