日本人も日本車も多数参加するアジアクロスカントリーラリー開幕

8月8日タイの北部に位置する古都チェンマイにて「FEDERAL-VESSELアジアクロスカントリーラリー2015」が開幕。翌日から始まる本戦を前にセレモニアルスタートが行われました。

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このアジアクロスカントリーラリーは、毎年タイを基点にアジア各国の山岳部やジャングルなどを舞台に開催されているますが、第20回記念大会となる今年は2輪は41台、4輪は28台がタイ・チェンマイをスタートし、北部山岳地帯を中心とした約2400kmを走破し8月14日再びチエンマイでゴールとなります。

150808_0242a日本人の参加も多いこのラリーの特徴です。4輪部門は今大会2度のPWRC世界チャンピオンに輝いている新井敏弘選手や、かつてのパリダカの王者篠塚建次郎選手、EVマシンでアメリカで行われるパイクスピークヒルクライムに挑戦し続けている塙郁夫選手らが初参戦。元WGPライダー青木拓磨選手は9度目の参戦とバラエティに富んでいます。

参戦マシンは日本では未発売のピックアップトラック、いすゞD-MAXが主流ですが、ここ数年はスズキジムニーの参戦もあり篠塚選手もスズキジムニーでの参戦となります。また唯一のPHEVマシン三菱アウトランダーPHEVも3年目の挑戦です。A02K0489

パワフルなディーゼルターボのいすゞD-MAX勢、軽量かつコンパクトなボディが山岳地帯でそのポテンシャルを存分に発揮するであろうスズキジムニー、参戦3年目を迎え更なる進化を遂げたアウトランダーPHEVなど参加選手同様バラエティに富むマシンが翌日どんな走りを見せるかが、非常に興味深いところです。

(写真・文:高橋 学)