不可能を可能に!「レクサス・ホバーボード」完全浮上

レクサスがこれまで3回に渡ってティザーを公開してきた浮上型「ホバーボード」。

グローバルブランド広告キャンペーン「AMAZING IN MOTION」の第4弾となる「SLIDE」で、その全容が公開されました。

Lexus_Hover_Boad

レクサスは不可能と思われることを可能にすべく、技術・デザイン・イノベーションの全ての限界を押し上げる意気込みでこのプロジェクトに着手したと言います。

磁気浮上技術を専門とする「IFWドレスデン」および「evico GmbH」の科学者チームの協力のもと、18か月前にプロジェクトがスタート。

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ホバーボードには低温保持装置を2系統装備しており、その中で超電導体が液体窒素によりマイナス197度に冷却され、永久磁石のレールの上に置くことで浮上。

レールの磁場がホバーボードの超電導体の中に「凍結」されることでボードとレールの間に一定の距離が保持され浮上する仕組みで、この浮上力はホバーボード上で人が立ったりジャンプしたりできるほど強いものとなっています。

ボードサイドの排気口から発射前のロケットのように白い煙を放出しながら浮上する様子は得体の知れない未来の乗り物的な雰囲気を醸し出しています。

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レクサスはこの動画を撮るのにスペインのバルセロナに大掛かりな特設コースを設営。

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バルセロナの特設会場にはドイツのドレスデンで製作した最長200mに及ぶ磁気レールが運び込まれました。なお、レールはコースの滑走面下に収められており、外からは見えないように工夫されています。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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