スバルの日本専用車WRX S4は「動的質感」を象徴する力作

スバルというブランドが目指しているのは「安心と愉しさ」。

アイサイトに代表されるプリクラッシュセーフティシステム、シンメトリカルAWDが生み出すドライビング、そして水平対向ボクサーエンジンならではのパッケージングとパフォーマンスが、そうした目標へ向かうコアテクノロジーとなっています。

そして、現在スバルが進めているのが『動的質感』の向上。いまから5年後の2020年までには、500~700万円台の高級車が持つ動的質感を、200~300万円のモデルに与えるべく研究開発を行なっているといいます。

では、スバルの現行ラインナップにおいて、そうした方向性をもっと も感じられるモデルは何でしょう?

フラッグシップモデルのレガシィでしょうか、それともトップ・オブ・ボクサースポーツのWRX STIでしょうか。

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いまのスバルにおいて、もっとも目指すところが感じやすいのは、じつはWRX S4ではないかと思うのです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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