米テスラの第4四半期「赤字急拡大」は想定内?

米高級EVメーカーのテスラモーターズが米国で順調に販売を伸ばしています。

2012年6月に発売した「モデルS」が好評で、地域別の販売台数では主力の米国が約17,400台、欧州が約9,500台、中国を含むアジア太平洋地域が約4,750台。

2013年10月に欧州、昨年4月に中国で納車を開始しており、日本でも遅ればせながら昨秋から納車が始まっています。

TESLA_MODEL-S

同社はEVの弱点である航続距離を克服すべく大容量のバッテリーを搭載するとともに、通常の充電器と平行して「スーパーチャージャー」と称する高速充電が可能な充電ステーションを米国を起点に世界に展開中(現在380ヵ所)。

TESLA_SUPER_CHARGER(出展 TESLA MOTORS)

そのテスラが2014年第4四半期(10‐12月)決算を11日に発表しました。

それによると、同期間の販売台数は9,834台(前年同期比+42.7%)で、売上高が9.6億ドル(約1135億円)と前年同期比で約56%も伸びています。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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