ニュルで熟成した究極のハチロク「GRMN86」登場!【東京オートサロン2015】

昨年6月にドイツ ニュルブルクリンク24時間耐久レースで2012年以来、2度目となるクラス優勝を果たしたトヨタ86の血を色濃く受け継ぐ「GRMN86 プロトタイプ」が東京オートサロン2015 with NAPACのGAZOOブースに登場。

TOYOTA_GRMN86

開発陣によれば「GRMN86」はサーキット専用車やレーシングカーレプリカでも無く、レースで培ったノウハウを量産車に活かしたモデルであり、ガレージを出た瞬間から直ぐに素性の良さを感じるクルマに仕上がっていると胸を張ります。

軽量化ではエンジンフード/ルーフ/ラッゲージドアをカーボンファイバー化、ウィンドウを樹脂化、後席を除去して2シーター化するなどでベース車(1230kg)よりも30kgほど軽量化されています。

FA20改エンジンは扱い易さを重視してファインチューニングされており、吸排気系の変更とエンジン内部の低フリクション化により、フィーリング/レスポンス共に向上、期待値に合ったエンジンの伸びを実現。

TOYOTA_GRMN86

4000~7000rpmの低中速トルクを増強、レブリミットをアップ(7500→8000rpm)するなど、オリジナルスペックを上回る出力を確保。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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