ポルシェ918もGT-Rも採用する新しいカーボン(CFRP)の製法「PCM」とは?

カーボン(CFRP)を言えば、軽くて強い次世代の素材。
しかし、高価故になかなか自動車に採用するのは難しい(レーシングカーや超高級車は除く)。その現状を変えうる新しい製法を三菱レイヨンとチャレンヂ社が開発しました。その名前はPCM。
2014 Nissan GT-R

実は、日産のGT-R ニスモ(とGT-Rにオプション設定)のトランクリッドやポルシェ918のアンダーフロアなどですでにPCMは使われています。
従来のオートクレーブ製法より低コストで同等の性能、RTM(レジン・トランスファー・モールディング)よりも高性能なCFRPを作れるPCM。このPCMについての技術セミナーが東京オートサロン開催中の1月10日(土曜日)に幕張メッセで開催されます。
最新カーボン技術について無料で聴くことができるチャンス。オートサロンに行ったら、ぜひ覗いてみてください。

これもPCMで作られています。
pcm_2

MFiテクニカルセミナー@東京オートサロン Presented by三菱ケミカルホールディングス
開催日時:1月10日(土)10:00~17:00
場所:幕張メッセ国際会議場101号会議室
入場:無料
14:00~15:20 「自動車用CFRP部品の量産技術がもたらす今後のアフターマーケット ~ オートクレーブ工法からPCM工法へ~」三菱ケミカルホールディングス
※内容・時間は変更される場合があります。

■東京オートサロン
http://www.tokyoautosalon.jp/2015/

(Motor Fan illustrated編集長 鈴木慎一)