スバル新型レガシィがビルシュタインもアルミ製サスアームも使わない理由

6代目へとフルモデルチェンジしたスバル・レガシィはセダンの「B4」とSUVの「アウトバック」と2つのラインから構成されています。

2.5リッター水平対向エンジンやリニアトロニックによるパワートレイン、フロント・ストラット&リヤ・ダブルウィッシュボーンからなるシャシーなど基本的なメカニズムは共通で、いずれも上級グレードとして『Limited』が用意されているのも共通しています。

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さて、これまでのレガシィでは、スポーツグレード(Sパッケージ)には、黄色く塗られたビルシュタインのダンパーと、白銀のアルミ製ロアアームがインストールされているのが、ある意味でお約束でした。

レヴォーグやWRXといった最新モデルでも、その2つのアイテムは確認することができるので、スバルとしてビルシュタインやアルミ製ロアアームを否定しているわけではありません。

しかし、スバルのフラッグシップとして進化した新型レガシィにおいては、上級の「Limited」グレードにおいても、ビルシュタインのダンパーは使われていませんし、サスペンションアームもスチールのモナカタイプとなっています。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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