ホンダ次期レジェンドに搭載の新安全技術、進化を示す6つのポイント

ホンダが2014年内に発表するフラッグシップモデル「レジェンド」に搭載予定の新安全技術『Honda SENSING(ホンダ センシング)』を発表しました。

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もともと2003年6月にミリ波レーダーを使った衝突被害軽減ブレーキ(当時のネーミングは『CMS:Collision Mitigation brake System』)を、世界ではじめて実用化したホンダですが、そうした長年の経験に基づいた次世代の安全運転支援システムの登場というわけです。

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センサーとして利用されるのは、フロントグリル内のミリ波レーダーとウインドウ上部の単眼カメラ。この構成自体は、アコード・ハイブリッドに搭載されている「進化型CMBS」とさほど変わりませんが、それぞれ検知能力を高めているということです。

もちろん、前方を監視して衝突被害軽減ブレーキを作動させたり、はみ出しによる対向車との衝突回避ブレーキといったすでに実現されている機能は、新しいホンダ センシングにも採用されています。

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また、単眼カメラによって車線を認識し、その情報をもとにステアリング操作をアシストするLKAS(車線維持支援システム)もアコード・ハイブリッドには採用されていますが、こちらの機能もホンダ センシングは盛り込んでいます。

では、ホンダの新安全技術は、どこか進化したのでしょうか。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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