新型スカイラインが示す新時代スポーツセダン3つの条件とは?

スカイラインといえば、1957年に初代モデルが発売以来57年という長い歴史をもつスポーティセダンです。

それぞれの世代に多くのファンがいて、箱スカの愛称で呼ばれる3代目、ケンメリの愛称で呼ばれる4代目に設定されたGT-Rは現在でも、非常に高い人気があり中古車は非常に高額で販売されています。

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2013年11月に13代目のV37型スカイラインが発表され、翌2014年2月に駆動方式がFRと4WDがあるハイブリッド車の350GT、そして6月には駆動方式がFRだけの2リッター直列4気筒ターボを搭載した200GT-tが発売されました。ハイブリッドとターボという2つの商品ラインナップが完成した新型スカイラインを箱根ターンパイクで試乗しました。

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スカイラインといえば、いつの時代も最新技術を投入して優れた走行性能を実現してきたスポーツセダンです。新型スカイラインの走りはスポーツセダンとしての一体どれくらいの実力があるのでしょうか。まずは6月に追加された200GT-tタイプSPを試乗します。

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6代目のスカイラインRS以来となる2リッター直列4気筒D0HCターボエンジンはメルセデスベンツ製です。高級セダンのスタンダードになりつつある2リッター直列4気筒ターボエンジンですが、スカイラインに搭載されるエンジンは最高出力155kW(211ps)、最大トルク350N・mでクラストップレベルのパワーを発揮しながら、JC08モード燃費は13.0km/Lで低燃費も実現しています。

実際に運転してみると、走り出してまず、ボディのしっかり感に気づきました。荒れた路面を運転していても、クルマの揺れは小さく抑えられていますし、高速道路での車線変更も姿勢が乱れないです。また、サスペンションの味付けが絶妙で、カーブを曲がる時でもクルマは大きく傾きません。そして荷重がキチンと4輪に掛かるので、タイヤのグリップ状態をドライバーに正確に伝えてくれるので、容易にコントロールできます。

しっかりとしたボディと絶妙の味付けのサスペンションによってドライバーは安心してアクセルを踏み込むことができます。スカイラインの2Lターボエンジンは低速域からレッドゾーンまでとてもスムーズに回り、軽快です。。さらに重量の軽い4気筒エンジンの効果で、手応えのしっかりとしたステアリングを切るとクルマのフロント部分がスッと動いてくれるので、カーブなどでは自分の思い通りのラインを通ることができます。

続いてはハイブリッド車の350GTタイプSPの2WD車を試乗します。搭載するハイブリッドシステムは3.5LV6エンジンと電気モーターを組み合わせたもので、システム合計で最大出力は268kW(364ps)を発生し、なんと0-100km/h加速は約4.9秒という速さを誇ります。しかもJC08モード燃費は17.8km/Lを達成しパワーと低燃費を両立させています。

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走り出してみるとスッと滑らかにそして静かに加速していきます。2リッターターボ車とは異なり、アクセルをあまり踏まなくてもグングンと箱根の急坂を加速していきます。ここではラグジュアリー色が強いです。しかしクルマの特性を変化させるドライブモードセレクターをスポーツに変えるとクルマのキャラが一変し、圧倒的な加速力が味わえます。これはまさにスポーツセダンです。新型スカイラインハイブリッドはラグジュアリーセダンからスポーティセダンというキャラクターをスイッチ一つで味わえます。

さらに、ハイブリッド車にはステアリング操作を電気信号に変換して行う、ダイレクトアダプティブステアリングシステムを搭載しています。駐車時などの低速時は軽く、ワインディングでは少量のハンドル操作でもクイックなレスポンスが得られますのでスポーツ走行をより楽しいものにしてくれます。

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新型スカイラインは高い走行性能だけでなく、充実した安全性能も魅力です。セーフティシールドをコンセプトに2台前を走る車両の車間・相対速度をモニタリングするPFCW(前方衝突予測警報)をはじめ、BSI(後側方衝突防止支援システム)BCI(後退時衝突防止支援システム)などクルマの全方位運転支援システムをハイブリッド車、ターボ車いずれもスタンダードグレード以外は標準装備してます。エンジン排気量による装備差がないのが特徴です。

新車価格は200GT-tが383万4000円~456万8400円、350GTが462万4560円~569万5920円。走りだけではなく高い安全性能を両立したスポーツ&セーフティが新型スカイラインのキーワードと言えそうです。

(萩原文博)

・スカイライン公式HP
http://www.nissan.co.jp/SKYLINE/index.html

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この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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