4代目ロードスターがついに失った3つの伝統

2014年9月4日、ついに4代目となるマツダ・ロードスターが、その姿を公にしました。発売は2015年予定ですから、まだまだお披露目という段階で詳細は不明ですが、ともかく、このスタイリングで市販されるというのは間違いありません。

mazda 4th Roadster_068

そのボディは、非常にグラマラスな印象ですが、歴代モデルでもっとも短い全長となる4代目ロードスター(ND型と呼ばれています)は、車両重量も3代目(NC型)に対して100kg以上も軽量化しているともいいます。

手頃な2シーターオープンであること、走りが楽しめるフロントミッドシップであること、50:50の理想的な前後重量配分などなど、ロードスターが初代(NA型)、2代目(NB型)、3代目と進化していくなかで守り続けてきた要素は、しっかりと受け継がれているということです。

しかし、新型NDロードスターは、とある伝統的アイテムを失ってしまいました。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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