日産GT-Rのエンジンを積んだルノーのレーシングカー・コンセプト【動画】

ルノーのモータースポーツ部門でもあるルノー・スポールが、レーシングカー・コンセプト『R.S.01』のイメージイラストや動画を公開しています。

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このスーパーカーを思わせるフォルムのレーシング・コンセプトで注目なのはエンジン。

なんと、日産GT-Rの3.8リッターV6ツインターボを、ニスモの手によってドライサンプ化したものをリヤ・ミッドシップに搭載しているというのです。

発表によると、そのポテンシャルは市販レーサーであるGT3とワークスレーサーのDTMマシンの中間くらいといいます。日本のスーパーGTでいえば、GT300とGT500の間くらい、GT400と表現できるパフォーマンスといえそうです。

なおボディの基本となるシャシーはダラーラ製カーボンモノコックでFIA KMP1規定を満たしているといいます。また、ギヤボックスはSADEV社、ダンパーはオーリンズ、クラッチはZF社、タイヤはミシュランなどなどレーシングシーンで実績あるブランドのパーツをコンビネーションした構成となることもアナウンスされています。

では、このレーシングカーは、どのような目的で作られたのでしょうか。 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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