この夏、北海道へドライブ旅行される方も多いと思います。そこで、北海道ならではの道路事情をご紹介します。
北海道〜東北の沿道には、よく「 ↓ 」の標識が立っています。はじめて見たとき、九州出身のわたしには何のためのものなのかまったく見当がつかなかったのですが、これは冬、道路が雪に覆われて路肩の位置が分からなくなった時のための目印なのです。
道南、太平洋側の沿岸部などには設置されていない道路もあり、「この辺りは真冬でもあまり雪が積もらないんだろうなぁ〜」などと思いを馳せながらドライブしてみてください。短い北海道の夏のありがたみを、道民気分で味わえるかも?
北海道内には乗馬体験できる施設がたくさんあり、公道を馬が歩いている風景にも出会えます。特に、日高地方は北海道有数の駿馬の町で、新冠町はサラブレッドの故郷として有名です。北海道の道は広くて走りやすく、ついついスピードに乗ってしまいがちですが、こうしたのんびりした目線もいいですよ。
またキタキツネや鹿など、野生動物の飛び出しも多いので運転にはご注意を!
先ほど「北海道の道は広くて走りやすい」と書きましたが、道道・地方道は何の警告もなくいきなり砂利道に変貌することがあります。行き先に山や湿原がある場合は、だいたい砂利道になると思って間違いないです。
わたしが実際に通って「ここで砂利道!?」と意外に思ったところは、陸別町と上足寄本町をつなぐ道道143号線(北見白糠線/カネラン峠越え)、上富良野町と芦別市をつなぐ道道70号線(芦別美瑛線/平岳越え)。10kmオーバーの砂利道です。どちらも勾配のある曲がりくねった山道で、抜け道だと思いきや、とんだ災難でした。急がば回れ。