ぜんぜん面白くないドリフト持続のギネス世界記録を紹介【動画】

面白さにつながっていない……よね?

私は世界記録関連のオモシロ動画記事をよくアップしていますが、以前も書いたとおり、私のギネス世界記録に対する感想は、大きく分けると次の3つのどれかになります。

「こりゃすげえ!」という驚嘆(#1)、「ははは、よくがんばったね」というほほえましさ(#2)、「いやー、それなんの意味があるの?」というあきれ(#3)。

Drift_Guiness_01 

ドリフト持続距離の世界記録は、もはや#3になってしまいましたね。だって、面白くないんだもん。これは、前回BMWがドリフト持続距離の記録を打ち立てたときに路面に水をまいたことが、ひとつの要因です。

ドリフトの持続記録としてネックになるのは、タイヤの摩耗だったんですね。それが路面に水をまくことで解決してしまった。そうすると、もう何十分もドリフトできちゃうわけです。

Drift_Guiness_02

たしかにそれだけの時間ドリフトを続けるのは、テクニックとスタミナという点ではたいしたもんだと思いますが、ドリフトでの定常円旋回というものは、短い時間ならそんなに難しいことではない。この記録は、その時間が長くなっただけなので、それを見ていて面白いかというと……ただグルグル回ってるだけですからね。

私も、新機軸が出てこないかぎり、今後ドリフト持続距離の世界記録っていう動画はもう紹介するのやめようと思います。だって”オモシロ動画”じゃないもん。ちなみに今回の新しいドリフト持続距離のギネス世界記録は、ドイツ人のドライバーがトルコで挑戦したもので、その距離は144.12 kmだそうです。

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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