トヨタが中央アジアで初の現地生産を開始

2013年12末現在、27の国と地域に52の製造事業体を抱えているトヨタ。中央アジアで初めての現地生産になるのは、カザフスタン共和国のコスタナイ市にあるサリアルカ・アフトプロム社(SPA)で、新興国向けのSUVであるフォーチュナーの生産が開始されています。

TOYOTA_SPA_04フォーチュナーの生産は、溶接・塗装・組立工程を現地化するCKD生産の形式(コンプリートノックダウン)で、ラインオフに向けては、約20名のトヨタの技術者が長期間SAP工場に赴き、トヨタの生産基準を満たすことを確認しながら、生産がスムーズに立ち上がるよう技術指導を行ったとのことです。

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TOYOTA_SPA_06SAP工場内で行われたラインオフ式典には、カザフスタンのアルベルト・ラウ産業新技術省第一副大臣、在カザフスタン日本国大使館の蒲原正義特命全権大使、SAPの株主であるAllur Auto社のアンドレイ・ラブレンツェフ社長、豊田通商の清水順三会長、トヨタの内山田竹志会長、ディディエ・ルロワ専務役員(兼トヨタの欧州統括会社 Toyota Motor Europe NV/SA社長)などが出席。

TOYOTA_SPA_01フォーチュナーはカザフスタンの特有の気候・多様な地形に最適なフレーム構造のSUVであるとともに、街乗りにも適したオフロードモデルでもあります。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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