ホンダがEV活用スマートハウスで先進の暮らしを実証実検!

2011年5月、ホンダとさいたま市はEV普及で「E-KIZUNA Project協定」を締結。 

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両者はその後、EVなど電動車両の活用に関する実証実験や災害に強いスマートホームの実証実験などで合意。 

今年4月にはホンダと積水ハウス、東芝の3社コラボによる災害に強く、低炭素化とエネルギーセキュリティの確保の実現を目指す「ホンダスマートホームシステム」実証実験ハウスが完成。 

今回2020年に向けた電力と熱の自給自足を目指す「ネット・ゼロ・エネルギー住宅」の実証実験をスタートさせました。

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実証実験ハウスは実際に人が居住できる二世帯住宅になっており、昼間外出している子世帯での太陽光発電の余剰電力を親世帯で使うなど、各世帯で生み出した電気やお湯の世帯間での相互供給が可能となっているそうです。 

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また、ホンダの超小型EV「MC-β」やフィットEVを導入、自動運転を併用したワイヤレス充電が可能となっており、V2H(Vehicle to Home)システムによる非常時電源供給に留まらず、平時の電力のピークシフトやピークカットも視野に入れたコミュニティー(地域)の電力源として、電動モビリティーの価値を検証すると言います。

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実証実検ハウスでは太陽光発電や蓄電池等を「HEMS」(ホームエネルギーマネジメントシステム)により電力使用量の平準化を図るなど、3社は今回の「スマートホームシステム実証実験ハウス」を通して、住まいと家電とクルマが繋がる先進の暮らしを提案していくとしています。 

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 (Avanti Yasunori) 

【画像をご覧になりたい方はこちら】 https://clicccar.com/2014/06/02/257889/

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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