先日開催された「人とくるまのテクノロジー展」のイギリスブースで来場者の注目の的だったのが、アリエル・モーターカンパニー社の「アトムTi」。
チタン溶接構造を採用し、497kg未満という超軽量チタンフレームが自慢で、ホンダ製の2.0L i-VTECにより245bhp/8200rpm、210Nm/6100rpmがすさまじい加速をもたらす模様。動画を観ると、ドライバーの頬が風圧でブルブルと震えています。
ほかにも270bhp/8600rpmの「Mugen」にはタイプR用エンジン搭載。V8エンジン仕様なども製作し、「アトム・カップ」というレースシリーズを開催しているようです。
もちろん、時代が時代ですから軽量化による燃費向上やチタン溶接技術のアピールが「人とくるまのテクノロジー展」でのキモでしょうが、英国のライトウェイトスポーツカーへの情熱がうかがえる気がしました。
(塚田勝弘)