トヨタi-ROADに乗る!「人とくるまのテクノロジー展2014」【動画】

日本の自動車技術の祭典、「人とくるまのテクノロジー展2014」が開催されています。

日本の経済基盤とも言える自動車産業を支える自動車技術の最先端とその方向性を見ることができる展示会です。

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2014年注目なのが、超小型モビリティの試乗です。1〜2名の定員で、軽自動車などよりも小さく、バイクより快適で転ぶ事がない、都市内パーソナル交通手段というところが狙いです。

その中でもイチバン人気がトヨタi-ROAD。映像(過去の記事はコチラhttps://clicccar.com/2013/11/21/237612/)でご覧になったかたも多いと思いますが、その独特な走行シーンを誰もが体験したいと思うはずです。

早速乗ってみました。

i-ROADは、フロント2輪、リヤ1輪の3輪車の電気自動車で、バッテリーを搭載し、前輪の内側に搭載するモーターで駆動します。

その動きは、バイクのように車体が傾きながらコーナリングしていくという独特なものです。運転者はハンドルを切るだけで、バイクのように体重移動は必要ありません。ステアリング操作に連動して電気モーターが車体を必要なだけ傾けてくれます。

ドアは普通の車両と同じように開けます。フロントには運転席がひとつ。その後ろには荷物を置けるような空間がありますが、法規さえ整備されればその部分に人が乗って2人乗りとする事も可能。サイドウインドウは手動で上下します。

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ペダルはアクセルとブレーキで普通のオートマ車と同じです。パーキングブレーキも、足踏み式で一般のミニバンやプリウスなどと同じです。

ブレーキを踏んでボタンで「D」を選択すると準備OKです。

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アクセルを踏むと電気自動車っぽく走り出します。ハンドルを右に回すとi-ROADは右に傾きながら右に曲がっていきます。

このときの感覚がちょっと変わっています。実際にハンドルを切っているのは後輪なので、運転者のお尻くらうを中心に回っている感じです。スピードは違いますがフォークリフトにも近いかも知れません。でも、少しスピードを上げると、ちょっとドリフトしているような気分で、誰もが運転が楽しいと思えるんじゃないでしょうか。

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単に移動の手段ではなく、走らせて楽しい、外へ出たくなる、というのもこういった超小型モビリティには必要となっていくかも知れませんね。

(小林和久)

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この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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