2014年4月軽自動車セールスランキング、トップ3はダイハツ・日産・スズキ

全国軽自動車協会連合より2014年4月の軽四輪車通称名別新車販売速報が発表されています。

通称名別というのはアルト、ミラ、ムーヴ、タント、eK、プレオ、デイズ、ピクシスなどは同一車種として扱います。その影響もあって、2月以降、デイズとデイズルークスを合算した「日産デイズ」が上位常連になっています。

さて4月は年度末商戦の反動で、控えめなセールスとなることが予想されていましたが、単純にスケールダウンするのではなく、ダイハツ・タントこそ安定のトップなものの、大きく順位に変動のある4月ランキングとなりました。

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●2014年3月軽四輪車通称名販売ランキング
1位 ダイハツ  タント 19,390台
2位 日産 デイズ 12,537台
3位 スズキ ワゴンR 12,440台
4位 ホンダ N-BOX 11,620台
5位 スズキ アルト 10,303台
6位 ダイハツ ムーヴ 10,246台
7位 スズキ スペーシア 9,095台
8位 ダイハツ ミラ 8,301台
9位 スズキ ハスラー 7,144台
10位 ホンダ N-WGN 6,558台

2014年3月は4位だったホンダN-WGNが10位にまでランクダウンしているが荒れたランキングを象徴していますが、前月比で大きく落ち込んだモデルが順位を下げ、年度末商戦や消費税増税の影響を数字上は受けずに、ほぼ前月並のセールスを維持しているモデルがランキングを浮上しています。

後者の代表といえるのがスズキ・アルト。前月比で94.4%となっています。同じスズキのハスラーが前月比99.9%となっているのは市場での人気に対して供給が追いつかないことが理由と予測されますが、アルトの人気はモード燃費35.0km/Lで税抜き本体価格が80万円以下からという経済性が支持されているということでしょうか。

また、トップ10の前月比を並べると以下のとおりですが、各社の販売に対する姿勢の違いも影響していそうです。

●2014年4月 販売台数 前月比
1位 ダイハツ  タント 63.2%
2位 日産 デイズ 47.9%
3位 スズキ ワゴンR 57.6%
4位 ホンダ N-BOX 43.6%
5位 スズキ アルト 94.4%
6位 ダイハツ ムーヴ 53.9%
7位 スズキ スペーシア 59.4%
8位 ダイハツ ミラ 39.0%
9位 スズキ ハスラー 99.9%
10位 ホンダ N-WGN 27.4%

 

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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