ボルボが100台もの自動運転の実証実験をスタート

ボルボが100台規模の自動運転実証実験を、スウェーデンのイェーテボリ市の公道で、初めて実施しました。「ドライブ・ミー」と呼ぶこのプロジェクトでは、100台の自動運転車を日常的な利用シーンで走行するもの。

VOLVO_10最初の実験車がすでに同市内を走行しており、「実験車は現在、車線追従や速度適応、合流をすべて自動で行うことができます。これは最終的に、『ドライブ・ミー』車が実験ルート全体を高度な自動走行モードで走れるようにするという、当社の目標に向けた重要な一歩です」と語るのは、ボルボ・カー・グループ技術スペシャリストであるエリック・コーリン氏。

VOLVO_12オートパイロット技術により、ドライバーは運転を車両にまかせ、すべての運転操作を代行させることが可能になります」と同氏は自信を見せます。同プロジェクトがユニークなのは、メーカーのボルボだけでなく、立法府の議員、運輸担当の行政機関、市、最終的なユーザーというキープレイヤーがすべて参加している点。

VOLVO_11各ユーザーはイェーテボリ市内および周辺約50kmの決められた道路で、日常的な利用条件のもとに100台の実験車を走らせます。走行区間は、通勤のクルマが走る標準的な幹線道路で、高速道路の区間や渋滞発生区間も含まれるそうです。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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