ダイハツ・コペン、2014年6月発表!

2013年の東京モーターショーにて「KOPEN(コペン)」として出展。2014年1月の東京オートサロンではカスタマイズバージョンの披露していた「KOPEN」が、ついに市販のアナウンスです。

発表予定は2014年6月、車名はおおかたの予想通り「COPEN(コペン)」となりました。

新型「COPEN」の特徴は、ボディのアウターパネルやインテリアパーツを自由に交換できる内外装着脱構造「DRESSFORMATION(ドレスフォーメーション)」にあります。

Copen_technology_140401005

アウターパネルでも力を受け、面強度を利用する従来のモノコック構造ではなく、スポーツカーとして求められるボディ剛性を骨格のみで確保する新骨格構造「D-Frame(ディーフレーム)」を採用しています。これによって、着せ替え可能なオープン2シーターが実現させたということです。フレーム構造、モノコック構造をベースにした新しい概念の「D-Frame」に関するいくつかの情報も発表されています。

Copen_technology_140401002

Copen_technology_140401004

 

骨格を一体化して強くしていること、またアンダーフロアにはクロスメンバーが備わっていることも確認できます。こうしたボディは、初代コペンに比べ、上下曲げ剛性で約3倍、ねじれ剛性は約1.5倍となっているということです。

またボルト固定となるボディ・アウターパネルはすべて樹脂製で、ボディ全体としては850kgと軽量に仕上がっているともいいます。

エンジンは可変バルブタイミング機構付きのターボで、トランスミッションは5速MTとCVT(7速マニュアルモード付き)。燃費性能は、MTで22.2km/L、CVTで25.2km/Lになると見込まれています。

サスペンション形式は、フロント・ストラット、リヤ・トーションビーム。いずれも、コペン用にチューニングを受けたもので、また空力性能も初代コペンに対して向上しているということです。

Copen_technology_140401008

■関連記事
「コペン」復活決定!? ダイハツは軽自動車3種を初公開【東京モーターショー2013】
https://clicccar.com/2013/11/01/234592/

ナマ着替えシーンあり!? 新コペンを旧コペンそっくりにするボディキット【東京モーターショー2013
https://clicccar.com/2013/11/20/237064/

歴代コペンに見る、着せ替え軽オープンへの進化とは?
https://clicccar.com/2014/01/07/241978/

3台のKOPEN(コペン)どの色が好き?【東京オートサロン2014】
https://clicccar.com/2014/01/10/242874/ 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる