アウディがクワ『トロ』で寿司業界に参入!?

「私は最高の素材を使って大きくていいものを作るだけだ」とアウディの創設者であるアウグスト・ホルヒが語ったと、アウディのフラッグシップモデルである新型A8の発表会で耳にしました。

まさにその通りでA8の試乗では、見た目にも、触れた感覚でも、ドライビングでも、アウディにはそのホルヒ氏の感性やこだわりが脈々と受け継がれ、上質な仕上がりとなっていることを確認してきたばかりです。

 

そこへ、アウディジャパンからニュースが飛び込んできました。以下はリリースの転載となります。

アウディ ジャパン株式会社は4月1日、寿司外食業界に新規参入することを発表いたします。東京・銀座にフラッグシップとなる第一号店をオープンさせるのを皮切りに、2014年度内に、全国500店舗出店を目指します。 

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中トロ、大トロ、そしてこれからはクワトロです。

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寿司ネタはウニやイクラ、近年ではサーモンなどが人気ですが、定番として幅広い世代に人気を誇っているのは、やはりマグロの中トロと大トロ。そんな中、Audiが自信を持って投入するメニュー、それが「クワトロ」です。

Audiの歴史と技術者が創り磨きあげた車が、高い性能とデザイン性の両方を合わせもつように、熟練の職人が握った寿司は、味そして佇まい共に芸術性を感じさせるものです。私たちはクルマと和食、とりわけ寿司を、どちらも等しく「文化」としてとらえています。和食が世界無形文化遺産に登録され、国内でもこれまで以上に再評価される今、寿司事業へ取り組むことにいたしました。

トロとクワトロの引っかけはやや強引な気もしますが、プレミアムカーブランド「アウディ」の日本法人だからこそ、プレミアム和食の代表格「寿司」業界に参入することは、考えられなくもありません。さらにリリースは続きます。 

プレミアムカーブランドとして育んできたデザイン哲学を、寿司にも存分に発揮。「クワトロ」はシャープな直線と滑らかな曲線が織りなす絶妙のコンビネーションが、見る人の目を楽しませてくれます。上質なクルマの塗装を思わせる艶と深みも、その特徴です。「クワトロ」と言えば、すでに多くの顧客に愛され全世界で500万台以上が生産された、独自のフルタイム4WDシステム「quattro」を自社製品として展開。あらゆる路面状況で安定した走行性能を発揮する「quattro」は、モータースポーツの世界でも数多くの実績を残しています。

07_ski02_sushi04_sushi最大斜度37.5°のスキー場のジャンプ台を駆け上るコマーシャルにちなみ、「クワトロ」は斜度37.5°の専用寿司下駄に乗せてお客様へご提供いたします。自動車メーカーとしてのカテゴリーを超え、全く異業種であるフード産業に参入する私たちの新たな挑戦に、どうか皆さまご期待ください。

4WDをスポーツカーに持ち込み、そして乗用車に落とし込んできたアウディ。その四駆システムはクワトロと呼ばれ、4輪で地面に吸い付くように走るイメージが4つの足で吸い付く点で共通するヤモリをモチーフとしたキャラクター「ゲッコー」とともに有名です。

ジャンプ台を駆け上がるCMの印象も強烈ですが、専用寿司下駄もきっとこだわりの出来映えでしょう。写真で見ても36.5°の斜度がいかにすごい傾斜か、粘り気のある寿司でも滑り落ちそうな角度なのが一目瞭然です。

そして最後に、

※この記事はエイプリルフールの嘘のニュースです

えっ? いや、ちょっとオカシイとは思ったんですよね。アウディがミシュランでも紹介されそうな寿司屋をやるというならアリだと思うんですが、ノリが「中トロ、大トロ、クワトロ」じゃあないんじゃないかと。

でも騙されたと思ってプンプンしちゃいけません。ディーラーに行けばちゃーんとそのお詫び(?)のお土産が用意されているそうです。その内容は、お寿司屋でよく見かける魚の漢字が入った湯呑です。でも、よく見ると、一文字で、車篇に聴で「あうでぃ」とか車篇に四と駆で(くわとろ)などとなった劇レアなオリジナルAudi湯呑です。

4月1日(火)だけ入手できる、限定アイテムですので、アウディファンもお寿司好きも、ぜひ手に入れて下さいね。

入手するには合い言葉が必要なようです。その合い言葉は湯呑の絵柄はコチラでご確認下さい・・・http://www.audi.co.jp/april1st

(小林和久)

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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