伝説の2002が復活? BMW 2シリーズクーペ、価格444万円から日本登場

BMWが2013年秋に本国で発表した、コンパクトな2ドアクーペ「2シリーズクーペ」が、はやくも日本上陸。 全車右ハンドルとなる国内仕様のグレード構成と価格が発表されました。

2.0リッター直列4気筒DOHCツインパワー・ターボ・エンジンに8速スポーツATを組み合わせた220iクーペは以下の2グレード、メーカー希望小売価格(消費税5%込)となります。

220iクーペ Sport 4,440,000円
220iクーペ M Sport 4,680,000円

3.0リッター直列6気筒DOHC BMW M Performanceツインパワー・ターボ・エンジンを搭載するのがM235i。モノグレードながら、こちらは6速MTと8速ATが用意されています。メーカー希望小売価格(消費税5%込)は次の通り。

M235iクーペ 6速MT 5,840,000円
M235iクーペ 8速スポーツAT 5,980,000円

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2.0リッター4気筒エンジンのスペックは、最高出力135kW(184ps)/5000rpm、最大トルク270Nm(27.5kgm)/1250 -4500rpmとなっています。 燃料消費率は16.7km/L(JC08モード)で、「平成27年度燃費基準+10%」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」を達成。エコカー減税対象モデルとなり、自動車取得税および重量税が75%減税となります。 

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3リッター直列6気筒BMW M Performanceツインパワー・ターボ・エンジンの最高出力は240kW(326ps))/5800rpm、最大トルクは450Nm(45.9kgm)/1300-4500rpm。0-100km/h加速は、わずか4.8秒(ヨーロッパ仕様車値)とアナウンスされています。 

 

テレビコマーシャルでは、伝説の2002モデルの現代版というキャラクターをアピールする、新しい「2シリーズクーペ」。ハイパフォーマンスエンジンにマニュアルトランスミッションが用意されているのも、そうした伝統的な走りの魅力を示しているといえそうです。 

また、走りだけでなく、カメラにより前方の監視を行い安全なドライビングに貢献する「ドライビング・アシスト」を全車標準装備するなど安全面でも高いレベルに達しています。

この「ドライビング・アシスト」は、衝突の危険性が高まったときに警告を発する「前車接近警告機能」、追突が不可避な場合に車両がブレーキをかけ衝突を回避・被害の軽減を図る「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」、クルーズ・コントロール(ブレーキ機能付)などの機能から構成されています。

digital post production: Ole Bunger www.pixoleb.com

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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