フォード「フォーカス」マイナーチェンジで1.0L EcoBoostエンジンを搭載

新しいフォード・フォーカスがフォトデビューを果たしました。実車の披露は、3月6日から一般公開されるジュネーブモーターショーになります。

2015 Ford Focus

まず目を引くのが、2月1日に日本デビューを果たしたばかりの弟分であるフィエスタにも似たフロントマスク。

コンパクトなBセグメントのフィエスタでも躍動感にあふれる、最新の「キネティックデザイン」が採用されていますから、Cセグメントのフォーカスとなればさらにダイナミックなエクステリアで魅了してくれそうです。

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フロントグリルやヘッドライト、テールランプ、リヤゲートなどは新しいデザインで、インテリアではカラーや素材を一新し、サテンクロームや新しいシートトリムなどを採用。

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機能面では、リヤビューカメラやブラインドスポットインフォメーションシステム(BLIS)や車線を逸脱しそうになると操舵トルクを加えるレーンキープなどの運転支援技術も追加されます。

さらに、「SYNC AppLink」を搭載し、Android/iSO搭載のスマホに対応し、60以上の「AppLink」対応アプリをダウンロードすることが可能。

速度や加速度など車両のリアルタイムな情報にアクセスできるだけでなく、たとえば、車載用GPS信号により携帯電話よりも高精度な位置情報サービスを享受できるようになります。

新しいエクステリアだけでなく、エンジンもフィエスタ同様に1.0LのEcoBoostを追加。ひと回り小さなフィエスタでは、ピーキーになりがちな過給ダウンサイジングエンジンの中にあって非常にトルクフルで、ゲトラグフォード製の6速DCTのスムーズな変速もかなり走りやすさに貢献しています。

フォーカスのボディサイズと車両重量で1.0Lとはかなり思い切った戦略のようにも思えますが、同エンジンへの自信を感じさせますし、フィエスタから想像するとおそらく普段使いなら不足のないパワーを披露してくれるはずです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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