新型ヴォクシー/ノアが約6万1000台/月も受注した4つの理由

新型ヴォクシー/ノアが予想どおりといいますか、予想以上といいますか、発売約1か月で約6万1000台と、驚異的な受注を獲得しました。増税前の駆け込み需要を含んでいたとしても、約7年ぶりのフルモデルチェンジを待ち望んでいた人がいかに多かったのかが分かります。

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ちなみに、マイナーチェンジを受けたばかりの「ミニバン・ナンバー1」の日産セレナは、2014年1月で9,910台と前年比を123.7%も上回っていますが、ノア/ヴォクシーの新車効果を差し引いてもヴォクシー/ノアは合計で軽く6倍以上、ヴォクシー単体でも4倍近くとは驚かされます。

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内訳は、月販目標台数が4600台のヴォクシーが約3万7000台。同じく3400台のノアは、約2万4000台を受注。

さらに、パワートレーン別では、ヴォクシーのガソリン車が約2万4000台、ハイブリッドが約1万3000台、ノアのガソリン車が約1万4000台、ハイブリッドが約1万台となっています。

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主な評価ポイントは、

●圧倒的な低燃費(JC08モード走行燃費23.8km/Lを実現したクラス初の本格ハイブリッドシステムの搭載

●ガソリン車はクラストップレベルの低燃費(JC08モード走行燃費16.0km/Lを実現し、「エコカー減税」の対象

●新開発の低床フラットフロアがもたらす、使い勝手の良い広々空間と卓越した乗降性

●スライド量810mmの超ロングスライドキャプテンシート(7人乗り仕様車)による広い足元スペースと多彩で快適なシートアレンジ

となっています。

試乗記でもお届けしているように、隙のない完成度の高さはトヨタらしく、また販売比率からも分かるように、ハイブリッドに一定の評価が集まりつつも、ガソリン車の買い得感と燃費が高評価を受けているのが分かります。

■待望のノア/ヴォクシー・ハイブリッドの走りは?【ノア/ヴォクシー試乗記01】

https://clicccar.com/2014/02/07/246188/

■16インチのヴォクシー「ZS」の乗り心地はややハード【ノア/ヴォクシー試乗記02】

https://clicccar.com/2014/02/12/246442/

■ヴォクシー/ノアの長くなった全長で取り回しは大丈夫?【ノア/ヴォクシー試乗記03】

https://clicccar.com/2014/02/20/247125/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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