価格122万4300円からの三菱eKスペースはクラストップの室内高と室内長

スーパーハイトワゴンとしてデビューした三菱eKスペースは、燃費ではタントやスペーシアに大きく差を付けられていますが、1400mmの室内高と軽自動車トップの室内長2235mmが自慢で、このクラスを買う人はカタログ燃費よりも室内の広さや使い勝手を重視する、というユーザーへの調査により設計されています。当然ですが、全高を高くすれば重くなり、燃費は辛いわけです。

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eKワゴンではとくにNAエンジンのパワーとトルクを絞ってまで燃費を追求していましたが、より重くなるスーパーハイトワゴンでは「免税」をクリアする燃費を確保できればいいと割り切り、動力性能を確保したそうです。

肝心の使い勝手などは、「33の思いやり機能」で使い勝手を向上。一例を挙げると、

●クラスナンバー1の室内高と室内長
●ワンタッチ電動スライドドア
●リヤビューモニター付ルームミラー(一部仕様で、日産と同じくバードビューが可能に)
●リヤサーキュレーター
●ロールサンシェード
●後席左右席分割シート(260mmのロングスライドは軽で最長)
●ASC(アクティブスタビリティコントロール)

などになっています。 

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なお、eKスペースとデイズ・ルークスには衝突被害回避・軽減ブレーキが採用されていませんが、目下開発中でメドも立ってきたそうですから、つぎのマイナーチェンジなどで採用されるかもしれません。

eKスペース/eKスペースカスタムの価格帯は、122万4300円〜177万5550円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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