「ラッシュ/プライドと友情」公開記念!電子ブック無料公開

ヨーロッパやアメリカでは昨年9月に封切りされた「ラッシュ/プライドと友情」。
イギリスでは公開前の昨年夏ごろから雑誌では特集が組まれ、主人公J.ハントの写真集が発売されるなど大いに盛り上りました。
製作過程などはあちこちのサイトにアップされ、あらすじの事前告知がサイトにアップされると、その濃さにファンは取り込まれたのです。

RUSH

この「ラッシュ/プライドと友情」については実際に劇場のスクリーンで見ていただくとして、ここではより楽しむための情報を紹介します。

「ラッシュ/プライドと友情」は時代考証もきちんとされていたため、登場するF3やF1マシンもさることながら、ドライバーが着用するレーシングスーツも、協力したイタリアOMP社のラインナップから70年代風に再現されており、映画の雰囲気を壊さない配慮がなされています。
特にドイツ・グランプリのドライバーズ・ミーティングのシーンでは、ドライバーのそっくりさんが当時風のスーツを着用して登場しているシーンは要チェックです。
なかでもブラバムチームのマルティニ・レーシングスーツは最高!
ドライバーの象徴となるヘルメットも同様で、わざわざベル・ヘルメットが「ベルスター」で各ドライバーのヘルメットを再現しています。
このようなひとつひとつの小さな積み重ねが、その世界観の構築を確固たるものにしていくのでしょう。

「ラッシュ/プライドと友情」のクライマックスシーンとなるのが「F1世界選手権イン・ジャパン」。この旧・富士スピードウェイを舞台にした「日本グランプリ」は、改修前の富士を知るオールドファンにとっては、また格別の味わいではないでしょうか?

雨のレースシーンを見るだけでも、容赦なく風雨の吹き込むブロック壁だけで仕切られた小さなピットや、レース中にはホワイトスクリーンと化す水はけの悪いコース、雨でもロクな逃げ場がなく、じっとスタンドでレースを見るファンも、冷たい富士を思い出すことでしょう。
見ただけで忘れていたことを身体が思い出してしまう、リアルな映像でした。

他のレースだけでなく、富士のシーンも随所に工夫が凝らされています。
スタート前にフロントローに並ぶマシンの右手奥には、ブリヂストンブリッヂが見え、霊峰富士も。F1時のピットには、各ドライバー名が入った看板が掲示されていましたが、これも正しいカタカナで再現されました。
「Canon」やメインスポンサーの日本コカコーラの看板も随所に登場します。パドック裏にさりげなく駐車されていたのはトヨタ・セリカとクラウン。セリカはともかく、クラウンをイギリスで集めるのはかなりハードルが高かったのでは?

また、映画のエンドロールを見ないと気づかないので、これから映画を見るファンの皆さんへ先に伝えておきたい情報があります!

富士のシーンでは「HASEMI」と「TAKAHARA」が出演している。HASEMIこと長谷見昌弘さん役は「ザック・エイサク・ニイザト」さん、TAKAHARAこと高原敬武さん役は「アキラ・コイケヤマ」さん(残念ながら「HOSHINO」はナシ)。当時長谷見さんは赤いレーシングスーツ、高原さんは黄色のスーツ。果たしてどこに出て来るのだろうか? そっくりな俳優が多かったこの作品、もしかしたら「HASEMI」、「TAKAHARA」もよく似ているかも?

この「F1世界選手権イン・ジャパン」については後年もさまざまな媒体で特集していますが、もっとそのレース自体を知りたいというファンに向けて今回、当時のオートスポーツ別冊そのものをオートスポーツブックス(ASB電子雑誌書店 http://www.as-books.jp/)で電子書籍で復刻ました!
当時のレースをナマで知るファンには懐かしく、「ラッシュ/プライドと友情」を堪能したファンにとっても貴重な資料となることでしょう。

今回AUTOSPORT WEBではこの電子ブックを期間限定で特別無料公開します。当時の“生のF1”レコードとして貴重な資料が詰まってますので、この期間に映画との比較を楽しんでみるのもおすすめです!

s表紙 

※期間限定で全ページご覧いただけます。
2014年2月7日(金)〜2月16日(日)の10日間
閲覧はPCのみ
http://as-web.jp/browse/sp_ebook0206/

iPadでご覧いただくには!

電子雑誌を販売するオートスポーツブックス(ASB電子雑誌書店 http://www.as-books.jp/)ではこの電子ブックを販売中。PC以外にもタブレット、スマホにダウンロードしてインターネットがなくても閲覧する事ができます。

この他にもオートスポーツブックスではもう店頭では手に入らない、絶版本やバックナンバーを数多く取り揃えています。会員登録不要で全ページを事前にプレビューできるので、眺めるだけでも楽しい時間をすごせるはず。気になった本はその場で購入できてすぐに読む事ができます。電子ブックはデジタルデータなので購入後も保管場所に困らず、お持ちの複数の端末にダウンロードができるので、古い本でもいつでもカンタンに読み返す事ができるのが特徴です。

 

 

その他関連誌
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「LAUDA vs HUNT 宿命の対決に学ぶライバル論」。
http://www.as-books.jp/books/info.php?no=FSP20140130

オートスポーツ No.1373 2014年1月31日号
映画「RUSH」が描く1976年F1GPその奥──「境界線」の魅力と恐怖
http://www.as-books.jp/books/info.php?no=AST20140117

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