塚田勝弘 
ロールス・ロイスの中でも「最もシンプルで純粋なモデル」と標榜する「Ghost（ゴースト）」ですが、庶民にはあのパルテノン神殿をモチーフとしたフロントグリルをチラリと見るだけで畏怖の念がわき起こってきます。
1月から6月までの期間限定でオーダーを受け付けるゴースト「V-SPECIFICATION（Vスペシフィケーション）」は、6.6LのV12気筒ターボをベース車から30psアップし、593psに到達。79.5kg-mの最大トルクは同じです。
瞬時にスムーズな加速を実現するこのエンジンにより、80％の出力でも停止状態から100km/hまで加速可能で、100km/hにわずか4.9秒で達するというスポーツカー顔負けの怒濤の走りが自慢。
ボディタイプは標準とロングホイールベース仕様が用意されています。ボディカラーは同モデル限定色（グラファイト、ブラック・サファイア、ブラック・キルシュ、アークティック・ホワイト、インフィニティ・ブラック）のほか、ロールス・ロイスが誇る4万4000色ものパレットからも選択できます。
カラースキームの仕上げとして、コーチラインにはゴースト「Vスペシフィケーション」のモチーフも添えられています。エクステリアのオプションでは、クローム仕上げのビジブルエキゾーストや21インチホイールが躍動感を演出。
熟練の職人が生み出すインテリアは、トレッドプレートの刻印やリヤシートのアームレストに施される刺繍のほか、フロントパネルのマルチメディア・スクリーンのカバーにもスチールの象嵌細工が施されるなど、限定車にふさわしいゴージャスな雰囲気が漂います。
また、ゴースト「Vスペシフィケーション」のために特別に用意される黒とシルバーの文字板のアナログ時計もインテリアのアクセント。
価格はアナウンスされていませんが、ベース車の価格は2940万〜3495万円です。気になる方はロールス・ロイス・モーター・カーズの正規販売店へ急ぎましょう!?
（塚田勝弘）
