「アメ車」代表格の新型マスタングも4気筒ターボで2015年デビュー予定

2014年にデビュー50週年を迎えるフォード・マスタングは2015年モデルとなるタイミングでフルモデルチェンジを予定、すでにエクステリアやインテリアはフォトデビュー、また実車も世界各地でアンヴェールしています。

2015 MUSTANG AT GMA_SKV_5010

話題を集めているダウンサイジング指向の4気筒ターボエンジンや新型サスペンションの画像も公開されました。

15ford_Mustang_EcoBoost_Engine 

新しいマスタングに与えられるフォード「エコブースト」エンジンは、2.3リッター4気筒ガソリン直噴エンジン。吸排気カムのVVT機構、ツインスクロールターボなどトレンドにのったダウンサイジングエンジンで、そのスペックは次のように発表されています。

最高出力:305 HP
最大トルク:300 lb.-ft(約407Nm)

この2.3リッター4気筒ターボのほかに用意されるのは3.7リッターV6と5.0リッターV8。

V6エンジンのスペックは300HP、270lb.-ft といいますから、 パフォーマンスとしてはV6から4気筒へのダウンサイジングエンジンと捉えてよさそう。将来的にはV8と4気筒の二本立てになる可能性も考えられます。

なお、新たに可変吸気システムを採用したV8エンジンのスペックは420HP、390 lb.-ft とアナウンスされています。

15Ford_Mustang_5Liter_Vert 

サスペンションは、フロントがダブルジョイントのマクファーソンストラット、リヤはインテグラルリンク式。

フロントはラテラルリンクとテンションリンク、そしてストラットでナックルを支える構造。リヤは、アルミ製H型ロアアームから生えたインテグラルリンクなどでナックルを支えるユニークなマルチリンク式となっています。

リヤではアルミ製ナックルとすることでバネ下重量の軽減を図っているのもアピールポイントということです。

Mustang_Suspension

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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