トヨタ車にBMW製エンジン搭載! 提携が一歩前進!!

スポーツカーやリチウム空気電池などの次世代環境技術といった技術開発における提携を発表しているBMWとトヨタ。そのBMWからトヨタへのエンジン供給がはじまりました。

選ばれたのは欧州で販売されている3列シートのミニバン『Verso(ヴァーソ)』です。ディーゼルに関しては2.0リッター、2.2リッターが搭載されていますが、新たにBMW製の1.6リッターディーゼルが追加されたのです。

Toyota_VERSO_DYN_02_DPL_0001

BMW製エンジンでありながら、トヨタのミッションと結合、また車内ネットワークといった電子制御における問題もクリアになったという協業の第一歩といえるプロジェクトです。

BMWとトヨタ間におけるディーゼルエンジンの供給としては、初代ニューミニにおいてヤリスなどに使われていた1.4リッターディーゼルをニューミニが搭載したこともありましたが、そうした良好な関係が協業につながったという見方もできるかもしれません。

なお、この1.6リッターディーゼルエンジンは、4000回転で112馬力を発生、最大トルクは270Nm/1750-2250rpmとなっています。

toyota_BMW_Verso_New_1_6_D-4D_Engine

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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